猫の膀胱炎!症状や原因・対処法までを詳しく解説!
猫はおしっこのトラブルが多いですよね。
その中でも、飼い主んさんで悩んでる方が
多いのは膀胱炎だと思います。
おうちの猫が何回も膀胱炎を繰り返していて、
困ってしまったという飼い主さんもいるはず。
猫の餌の宣伝文句を見ていても、
下部尿路疾患に配慮したごはんという文を
沢山見ますね。
そこで、猫の膀胱炎の症状、原因、対処法などの
基礎知識を紹介していきます。
猫の膀胱炎について少しでも知っておくことで、
おうちの猫の生活の質を向上させましょう♪
この記事に書いてること♪
猫の膀胱炎の症状とは?
猫の膀胱炎の症状について紹介していきます。
軽度から重度にかけて様々な症状があり、
原因によっても発現する症状は違います。
1.尿の回数が増える
膀胱炎では、膀胱に炎症が起きていることで
残尿感があります。
そのため膀胱は空なのに
猫がしょっちゅうトイレに行って
少量の尿を出すという行動が
目立つようになります。
固まる猫砂などを使っていると、いつもよりも
小さな固まりが沢山あることで
膀胱炎に気づく飼い主さんもいます。
2.お漏らしをしてしまう
膀胱炎では残尿感があるため、猫は頻繁に
トイレに通います。
でも、トイレが遠かったり汚れていたりすると
適当な場所でやってしまうことがあります。
これをお漏らしとして飼い主さんは
認識するんです。
膀胱がパンパンで我慢できないというよりは、
おしっこがしたいような気がするから
その場でしてしまう感じです。
3.トイレをするのに時間がかかる
膀胱炎には残尿感があります。
そのため猫は膀胱が空でもトイレに行って
おしっこしようとするので、出すものも出せず
トイレでじっとしていることがあります。
本人も、おしっこすればスッキリすると
思っていたらずっともじもじしてしまうので
戸惑っているんです。
また、尿石などで尿が物理的に出にくいときにも
トイレに時間がかかることがあります。
4.尿をする際痛みで鳴く
膀胱炎は、炎症の一種です。
そのためおしっこをする時に痛みを伴うことも
あり、痛みで鳴きながらおしっこをする
猫もいます。
尿石がある場合にも痛みが出ることがあり、
注意が必要です。
トイレのたびに痛いというのは猫にとっても
ストレスで、膀胱炎が余計にひどくなる原因にも
なるので早急に対処しましょう。
5.陰部をしきりに舐める
膀胱に炎症があると、猫はしきりに
陰部を舐めることがあります。
猫は気になるところをとりあえず
舐めまくることが多いので、むずむずした感じが
気になるんです。
あまり舐めるとそれが新たな感染を
引き起こすこともあるので、陰部が
真っ赤になるまで舐めているような時には
最悪ネッカーをつけることなども
考えなければいけません。
6.血尿が出る
膀胱炎があると、血尿になることが多いです。
いつもとは違うピンク色や赤茶っぽい色の尿が
トイレにしてあることも多いので、
毎日猫の尿の色をチェックしましょう。
感染が起きている場合には尿の匂いが
いつもと違うこともあるので、
いつもとの変化を観察してみてください。
7.嘔吐が続く
膀胱炎で嘔吐があるというのは、かなり重篤。
膀胱は、腎臓とつながっている内臓です。
そのため膀胱炎の炎症が腎臓にまで
達してしまうと、腎機能が低下するんです。
猫は元々腎臓が弱りやすい動物なので、
このような重篤な尿路疾患にまで
発展する前にしっかり
膀胱炎の治療をしましょう。
猫が膀胱炎になる原因は?
猫の膀胱炎の原因は、感染、尿石、特発性の
3つにに大きく分けられます。
感染は陰部を舐めたりだとかもろもろの原因で
膀胱内で細菌が繁殖してしまうものです。
尿石症は、尿のphが乱れたことで尿中に
結晶ができてしまい、それが膀胱の粘膜を
刺激して炎症を起こします。
特発性は原因不明。
実は特発性が1番多いと言われています。
これはストレスや餌、本人の体質など
様々な原因が組み合わさっていて、
すぐに収まるが再発しやすいという
非常にやっかいなタイプです。
季節によっても、寒い時期などは
猫が水を飲まなくなるので尿が濃くなり
膀胱炎になるりやすいという傾向があります。
猫が膀胱炎の時にできる応急処置の方法はある?
おうちの猫が膀胱炎と診断されると、
飼い主さんとしてもなんとかしてあげたい。
治療は原因を突き詰めないといけませんが、
おうちでとりあえずできるのは
水を沢山飲ませること。
膀胱炎は尿のpHが乱れて様々な症状が
出てくるので、pHを今の状態から
変化させる必要があります。
そのためには、水を飲んでもらい尿を薄める。
尿は濃縮すると膀胱炎として良くないことが
多いので、濃度を薄めます。
おうちの中の色々な場所に水の器を置いてみて、
猫が思いついた時に飲めるように
してあげましょう。
猫が膀胱炎になったら病院へは連れて行くべき?
病院に連れていくべきです。
猫を病院に連れていくのって
面倒なことは分かります。
でも、膀胱炎は慢性化する前に改善させるのが
後々のためにもなるので、なんだかおかしいなと
思ったら早めに診察を受けましょう。
尿検査をしないと餌や薬が決定できないことも
多いのが下部尿路疾患なので、
当日にしたおしっこを新鮮な状態で
検査してもらいましょう。
猫の膀胱炎の治療方法は?
猫の膀胱炎の治療は、餌と薬で行います。
そして、餌の重要度はかなり高めです。
尿のpHは餌の影響をもろに受けるので、
普段の食事管理が治療に大きな影響を与えます。
おやつなどは全くあげずに、
処方食だけで管理していきます。
感染が起きている場合などには抗生剤などの薬、
炎症がひどい時には抗炎症剤が必要になります。
猫の膀胱炎の治療にかかる費用はどれくらい?
猫の膀胱炎の治療は、その子によって
長くかかる場合もあり一概には言えません。
一般的な内容を紹介します。
- エコー検査・・・1000~3000円
- 尿検査・・・約1000円
- 抗生剤(1週間)・・・700~1000円
- 抗炎症剤(1週間)・・・700~1000円
- 処方食(500g)・・・1500~2000円
猫が膀胱炎を繰り返すのはどうして?予防できる方法はあるの?
膀胱炎を繰り返す場合、その子の体質や
生活の改善が維持できていない
可能性があります。
飼い主さんがどんなに頑張っても
膀胱炎になりやすい子はいて、
そのような場合には症状が落ち着いていても
飲水量やストレスに対し配慮する
必要があります。
生活習慣を治療中とは変化させて
膀胱炎が再発した場合、おやつをあげない、
処方食を続けるなど治療中の生活に
試しに戻してみましょう。
猫は思わぬところでストレスを感じている場合も
あるので、環境の変化が無かったか飼い主さんが
思い返すのも必要です。
猫の膀胱炎はどのくらいで治るの?
猫の膀胱炎は、早ければ1~2週間で改善します。
尿の性状は餌により変化しやすいので、
尿検査も1週間だけで良くなる猫もいます。
しかし、改善と悪化を繰り返す子がいるのも
事実です。
薬だけに頼るよりも、おうちでの
生活環境の改善も併行して考えましょう。
猫が膀胱炎の時の餌はどんなものがおすすめなの?
猫が膀胱炎になってしまったら、
尿検査の結果によっては処方食を
食べることがおすすめです。
尿のpHは餌により大きく変動するため、
尿の性状を改善させながら炎症を抑えていくのが
基本なのです。
ロイヤルカナン、ヒルズなど処方食のメーカーが
猫の下部尿路疾患用の餌を発売しているので、
獣医師の指示に従い使いましょう。
尿検査の結果を見て餌を決めるため、
どのメーカーのなんでも良いというわけでは
ないんです。
素人判断で間違った餌を与えると、
余計に膀胱炎が悪化したなんてことにも
なりかねません。
まとめ
猫の膀胱炎について 勉強できましたか?
- 原因は特発性が最も多い
- 餌と薬が両方重要
- 生活環境の改善が必要なこともある
経過が長くなることも多いので、
膀胱炎の改善には飼い主さんの努力も
重要な要素です。
普段のおしっこの様子を軽くで良いので
チェックして、異常を早めに
見分けられるようにしましょう。
猫によくある病気で、口内炎に関しても
紹介しているのでこちらのページも
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