猫のお腹が脱毛してるのはストレス?原因や対処法を紹介
猫のお腹がはげている、
一体何が原因なのでしょう。
猫の脱毛はストレスが原因
だという話をよく耳にします。
やはり、脱毛の原因は
ストレスなのでしょうか。
なにか病気にかかっている可能性はないのか、
飼い主さんとしてはとても心配ですよね。
この記事では、猫のお腹の脱毛の
原因や対処法などをまとめました。
この記事に書いてること♪
猫のお腹が脱毛している4つの原因
猫のお腹の毛が抜けてしまうことには、
どのような原因が考えられるのでしょうか。
ここでは、猫のお腹が脱毛してしまう
原因を4選紹介します。
1.ストレスや環境の変化による過剰グルーミング
猫の腹部脱毛に多い原因が、
過剰グルーミングによるものです。
普段から体を綺麗に保つために
グルーミングを行いますが、
ストレスを感じた際にも行います。
過剰グルーミングは、環境の変化など
猫が大きなストレスを感じた際に
行います。
心因性のもので、気を紛らわすために
行っているとも考えられています。
腹部のほかにも、しっぽなど
舐めやすい箇所を集中的に行います。
通常のグルーミングよりも
被毛を噛んだり、一か所を集中的に
行うなどの違いが見られます。
2.食物アレルギーによる皮膚炎
個体によっては食物の種類に
アレルギーを持っている子もいます。
食物アレルギーでは、
皮膚炎を発症する場合が多く、
その際に脱毛や湿疹などが見られます。
猫の食物アレルギーには、
トウモロコシや小麦などの穀物、
鶏肉などの肉、人工添加物、
副産物などがあります。
アレルギー反応は個体によって
異なるため、動物病院を受診し、
何に対してアレルギーがあるのかを
検査する必要があります。
3.好酸球性肉芽腫症候群
好酸球性肉芽腫症候群とは、
何らかの原因で皮膚がえぐれたり、
脱毛したりする病気です。
症状により無痛性潰瘍、好酸球性プラーク、
好酸球性肉芽腫の3種類に大きく分類されます。
原因ははっきりとわかっていませんが、
細菌感染やアレルギーなどが関わっていると
考えられます。
3種類の中の「好酸球性プラーク」は、
皮膚に痒みを伴う症状が現れます。
腹部の激しい痒みにより
患部を異常に舐め続けてしまう
ことで、周囲の被毛が
なくなってしまいます。
ひどくなると、皮膚がむけるまで
舐め続けててまうこともあります。
腹部のほかにも内股や首、
後ろ足にも痒みなどの症状が
現れます。
4.副腎皮質機能亢進症
クッシング症候群とも呼ばれる病気です。
コルチゾールと呼ばれる
副腎皮質ホルモンの過剰分泌が原因です。
症状は多飲、多尿、食欲増進、
お腹が膨れる、脱毛などがあげられます。
腹部の脱毛は左右対称に現れることが特徴です。
予防法はなく早期治療が重要になるため、
疑わしい症状が現れた場合には早めに
動物病院を受診することが大切です。
猫のお腹が脱毛しているときに試したい3つの対処法
猫のお腹が脱毛していることに気づいた際に、
飼い主さんはどのような行動を
とることが望ましいのでしょう。
ここでは、お腹の脱毛時に試したい
対処法を紹介します。
1.ストレスを発散させる
猫はストレスに弱い生き物です。
強いストレスを感じることは
心因性脱毛などの原因に繋がります。
普段からストレスを溜めないよう
発散させてあげることが重要です。
- 家具や飼育用品の位置は適切か確認する
- 毎日スキンシップをとる
- おもちゃを与える
- 爪とぎをさせる
- キャットタワーや隠れる場所を設置する
群れで生活をしない猫ですが、
一人でいることが平気なわけではありません。
毎日一緒に遊ぶ時間を設け、
おもちゃなどで遊んであげることで
飼い主さんへの安心感を得られることや、
運動によりストレスを発散することが
できます。
ほかにも、狭い場所や高い場所を好む
猫のために、隠れられる場所や
キャットタワーなどを設置してあげると
おすすめです。
2.脱毛部分を触らないようにエリザベスカラーなどをつける
脱毛部分を舐め続けると、
皮膚がむけてしまう場合もあります。
あまりにも舐めてしまうようであれば、
エリザベスカラーなどを使用し、
患部を触れられないようにする方法もあります。
しかし、痒みを伴う場合などは、
エリザベスカラーを使用することで
余計ストレスになってしまいます。
そのような場合には、専用のかゆみ止め
などを併用することが重要です。
また、エリザベスカラーを嫌がる場合には、
素材や大きさなどを工夫して、極力ストレスが
かからないようにすることも大切です。
3.病院に行き投薬治療を行う
猫の腹部脱毛は、心因性ものや
病気からくるものがあります。
脱毛を伴う病気は、かゆみ止めや
炎症剤などの投薬治療を行うことで
治るものもあります。
また、アレルギーであれば
検査をすることで何に対して
アレルギーがあるのかを
特定することができます。
心因性のものであれば、
アドバイスや投薬治療などを行います。
いずれにせよ早期治療が大切な
場合が多いため、動物病院の受診を
おすすめします。
まとめ
猫の腹部に脱毛が見られた場合には、
自ら舐めているのか、症状の一環として
脱毛しているのかを観察することが大切です。
過剰にグルーミングをしている場合には、
何かストレスになっていないか
原因を突き止め、解消してあげることが
重要です。
病気やアレルギーであれば、
動物病院を受診し、支持を仰ぎましょう。
普段からストレスを溜めないよう、毎日の
スキンシップを忘れずに行うことが大切です。
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