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猫の突然死!嘔吐をして急死する事例で考えられる原因は?

病気  

飼い猫ちゃんが嘔吐した経験、
猫飼いさんならみなさん
あると思います。

猫は結構よく嘔吐するため、
「またか・・・」と思いがちですが、
たかが嘔吐と侮ってはいけません。

嘔吐をして、
突然死する可能性もあるのです。

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もちろん心配のない
ただの嘔吐もありますが、
突然死につながる嘔吐とその原因
知っておきたいですよね。

今回は、

  • 猫の突然死の原因
  • 要注意な嘔吐
  • 注意すべき症状
  • 突然死を防止するために気を付けたい事

についてまとめました。


猫の突然死にはどんな原因が考えられる?

猫もときどき、
突然死をする場合があります。

とても悲しいことですが、
どうして突然死してしまうのでしょうか

猫の突然死の原因として、
次の6つが考えられます。

猫の突然死の原因
1.脳卒中や心筋梗塞
        
2.寄生虫の感染
        
3.細菌やウイルスの感染
        
4.中毒やアレルギー
        
5.外傷によるもの
        
6.ストレスによるもの

 

脳卒中や心筋梗塞は、
動脈硬化や糖尿病が原因で
突然脳や心臓の血管が
詰まってしまう病気です。

人間と同様に、

  • 生活習慣病のある猫
  • 高齢の猫

に多くみられます。

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寄生虫の感染による突然死の多くは、
フィラリアによって起こります。

フィラリアは蚊が媒介する寄生虫で、
心臓の血管を詰まらせて
突然死を招きます。

猫のフィラリア症の怖さ
詳しく紹介している動画を
ご紹介します。

とても勉強になるので、
ぜひ参考になさってください。

 

細菌やウイルスの感染による突然死は、
猫白血病などの免疫疾患のある猫で
起こります。

免疫力が低下すると
細菌やウイルスに抵抗できず、
ごくわずかな時間で
死んでしまうこともあります

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中毒やアレルギーによる突然死は、
毒草やチョコを食べたり
アレルゲンに触れたときに
起こります。

毒による中毒で内臓が損傷をうけたり、
強いアレルギー反応で気管がはれて
呼吸困難になったりして、
死に至ります。

アレルゲンや毒草、
猫にとって毒になる食べ物に
触れさせないようにしましょう。

猫にとって毒になる食べ物については、
’’猫の食べ物!パンは与えてはいけないってホント!?理由は?’’
’’猫にイカはダメ!スルメでも腰を抜かすってホント?’’
をご覧ください。

 


 

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外傷による突然死は、
高い所から落ちて頭を強打したときや
交通事故にあった場合に起こります。

猫は運動神経がいい生き物ですが、
ちょっとしたはずみで
いつものキャットタワーを踏み外し、
重症を負うこともあります。

特に高齢の猫や肥満ぎみの猫
運動能力が落ちているので、
注意が必要です。

 

ストレスと突然死の関係は、
まだよく解明されていません。

とはいえ私たち人間も、
ストレスで体調を崩すことがありますし、
猫だって同じかもしれません。

強いストレスを長期間与えないように、
飼育環境に気を配ってあげましょう

 

急に嘔吐するケースは要注意?

それまで元気に走りまわっていた猫が
急に嘔吐した場合は、
特に要注意です。

急に嘔吐した場合は、
この6つの原因のうち

  • 寄生虫の感染
  • 中毒やアレルギー
  • 外傷によるもの

の3つの疑いが強いですが、
この3つは
事前に症状がでにくく進行も早いため、
嘔吐してすぐに
亡くなってしまう可能性もあるのです。

今すぐに
動物病院に連れていってあげてください

嘔吐物で鼻がふさがらないように
注意してくださいね。

痙攣・鼻血・失禁・・・注意するべき症状は?

急な嘔吐以外にも、
注意するべき症状があります。

それは、

  • 痙攣
  • 鼻血
  • 失禁

です。

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痙攣・鼻血・失禁の原因となる病気は
いろいろありますが、
どんな病気であっても重症の合図です。

特に口呼吸が苦手な猫にとって、
鼻をふさいでしまう鼻血は
窒息死の危険があります。

猫が急に嘔吐した場合は、
他にもこうした症状がないか
よく確認してあげてください。

猫の突然死を防止!普段から飼い主が気を付けたい事とは?

猫の突然死を防止するために、
私たち飼い主ができることは
ないのでしょうか?

突然死防止のために
普段から気を付けたい事は、
次の6つです。

突然死の予防のために気を付けたい事
1.定期的な健康診断で
 脳卒中や心筋梗塞予防
        
2.フィラリア駆虫剤で寄生虫予防
        
3.ワクチン接種で
 細菌・ウイルス感染予防
        
4.猫によって有害なものは
 猫が触れない場所に移動して
 中毒やアレルギー予防
        
5.室内環境を見直して外傷予防
        
6.飼育環境を見直してストレス軽減

 


 

猫の突然死のなかには、
どんなに気を付けていても
避けられないものもあります

たとえば健康で若い猫でも、
突然心筋梗塞を起こすこともあるのです。

ただ、この6つに気を付けていれば、
避けられる突然死もあります

この6つは
猫の健康的な生活のためにも役立つので、
ぜひ取り入れてみてください。

まとめ

いかがでしたか?

猫の突然死の原因は、

  • 脳卒中や心筋梗塞
  • 寄生虫の感染
  • 細菌やウイルスの感染
  • 中毒やアレルギー
  • 外傷によるもの
  • ストレスによるもの

の6つが考えられます。

特に急に嘔吐した場合は要注意で、
かなり症状が進行し
突然死する危険があります。

嘔吐の他にも
痙攣・鼻血・失禁がみられたら、
より事態は深刻です。

すぐに動物病院に行き、
適切な治療を受けましょう。


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ライター紹介 ライター一覧

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安田

記事をご覧いただき、
ありがとうございます。

小さい頃からの動物好きで、
今は雑種犬(6歳)と暮らしています。
そろそろ猫も飼いたいね!と
家族と盛り上がっている真っ最中です。

私と同じように
猫を飼ってみたいと計画中の方や、
初めて猫を飼う方の不安を和らげ、
わくわくを増やしていけるような記事を
ご紹介していきたいと思ってます。

どうぞよろしくお願いします。

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