猫が吐くことが何度もあるのは危険!考えられる3つの原因とは?
猫は健康でも吐くことがたびたびある動物です。
早食いや食べ過ぎによるフードの吐き戻し、
グルーミングで飲み込んだ毛の吐き戻しなどの
ケースがそれにあたります。
ですがそれとは別に、
何度も繰り返し吐く場合は
猫が危険な状態にある可能性が高いので
要注意です!
飼い主さんは心配と不安でいっぱいかと
思いますが、ここは冷静かつ迅速に
対処することが大切です。
一刻も早くその苦しみから
愛猫を解放してあげましょう。
そこで今回は
猫が何度も吐くとき考えらえる原因についてと
その際に確認すべきことを
お伝えしていきたいと思います。
この記事に書いてること♪
猫が何度も吐くときに考えられる3つの原因
猫が何度も吐く場合、
3つの原因が考えられます。
- 異物を飲み込んでしまった
- 中毒症状に陥っている
- 腸閉塞になっている
愛猫に該当しそうなものはありますか?
次からの項目にてそれぞれ詳しく
解説していきますので、
愛猫に当てはまるものがあれば
すぐに病院に連れていってくださいね。
このほか猫が吐く原因について詳しく
知りたい方はこちらの記事をご覧ください
愛猫の嘔吐の原因をぜひ突き止め、
適切な対処を施してあげましょう。
1.異物を飲み込んでしまった
猫は興味があるものならば
なんでも口に入れてしまいます。
例えば
- 食いちぎれるおもちゃ
- 紐
- 糸
- ティッシュ
- ボタン
- 輪ゴム
- ビニール
といったものが挙げられます。
噛んで遊んでいるうちに
こちらの動画の猫ちゃんのように
食べてしまうことは少なくありません。
こういった異物を飲み込んだ場合、
猫は出そうと何度も嘔吐を繰り返します。
- 元気がない
- 食欲がない
- 呼吸が苦しそう
- 吐くしぐさをするが吐けない
- 嘔吐(水を飲んでも吐く、頻回の嘔吐)
などの症状が見られると、
消化管のどこかで異物がつまっていることが
予想されます。
猫が何度も吐く原因として
異物誤飲が疑われる場合は
すぐに猫を病院へ連れていきましょう。
2.中毒症状に陥っている
猫が何度も繰り返し吐くの原因の1つに、
中毒症状に陥っていることも考えられます。
猫はとても好奇心が旺盛なので
見慣れないものが目に入るとじゃれついたり、
爪で引っ掻いたり、舐めたりします。
それが毒物であった場合、
猫が遊んでいるうちに口に入ったり
体についた毒物を舐めたりすると
中毒を起こしてしまうのです。
猫が中毒を起こすものには
以下のような食べ物・植物・薬品などが
あります。
- チョコレート
- 玉ねぎ、長ネギ
- タバコ
- じゃがいもの芽
- アボカド
- ユリ
- チューリップ
- 有機リン系の殺虫剤
- 車の不凍液
- アスピリン系の薬
どれも私たち人間にとっては身近なものばかり。
これら以外にも
猫に有害なものはたくさんあるので
勉強しておくことをお勧めします。
これらの毒物によって猫が中毒を起こすと、
症状は毒物の種類にもよりますが、
- 嘔吐・下痢
- 泡をふく
- よだれ
- 血便
- 食欲不振
などの症状がみられます。
口にした毒物の種類や量によっては
最悪死に至ることもあり大変危険です。
猫が何度も吐く原因が
中毒症状と思われる場合は
すぐに猫を病院へ連れていき
適切な治療を受けさせましょう。
3.腸閉塞になっている
腸閉塞も、
猫が何度も吐くときに考えられる原因です。
腸閉塞とは
- 異物が入った
- 毛球症
- 腫瘍ができた
- 腸捻転
- 腸重積
などが原因で
腸の内容物が滞って動かなくなった状態を
さします。
症状としては
- 嘔吐
- 便秘
- 腸内にガスがたまって腹が膨らむ
- 触られるのを嫌がる
- おなかをかばう姿勢をとる
- 食欲喪失
などがみられ、
ほとんどの場合は手術が必要になります。
開腹して異物や腫瘍が
原因となっているときはそれを除去。
腸捻転や腸重積などが原因の場合には、
腸を正常な状態に戻します。
その際、腸が壊死している部分があれば
その部分を切除して縫合。
猫が何度も吐く原因として
腸閉塞が疑われる場合は
すぐに猫を病院へ連れていく必要があります。
猫はいろいろなものを
おもちゃにして遊びますが、
くれぐれもそれらのものを飲み込まないよう
飼い主さんは注意してくださいね。
猫が何度も吐く時に確認すべき3つのこと
猫が何度も吐く場合、
これまでにお伝えした3つの原因以外である
可能性もあります。
まずは3つのポイントを確認しましょう。
- 猫の吐く液体の色
- 猫が吐く液体の臭い
- 吐く以外の症状
これらをチェックすることによって、
原因をしぼりこんで
緊急度を把握することができます。
このほか猫が吐いたときの対処法については
こちらの記事がおすすめです。
実際に効果があった対処法なので
是非トライしてみてくださいね。
1.猫の吐く液体の色
猫が吐いたときは、
吐いた液体の色を観察することで、
健康状態や抱えている病気を
ある程度推察することができます。
透明や白っぽい液体
空腹による胃液の逆流
黄色っぽい液体
胆汁の逆流、頻度が多い場合は要注意
ピンク色っぽい液体
口腔内または胃腸のトラブル
茶色・コーヒー色の液体
重い潰瘍や腫瘍の可能性
鮮血の液体
口腔内または消化器系の病気の可能性
猫が吐いた液体の色と病気について詳しく
知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
色別で危険度もわかるので、
病院に行く際の参考に是非してくださいね。
2.猫が吐く液体の臭い
猫が吐く液体の臭いも、
吐いた原因を探るヒントになります。
- ウンチの臭いがする場合は腸閉塞
- 薬品や特殊な臭いは誤飲
- 血なまぐさい臭いは一刻を争う病気
である可能性があります。
3.吐く以外の症状
吐く以外の症状が猫に出ているかも
チェックしましょう。
- 下痢
- 元気消失
- 食欲不振
- 発熱
- 体重が減少している
など、嘔吐以外の症状が伴っている場合は
なんらかの病気や異常を抱えている
可能性が大です。
特に、ゲーゲーと何度も吐いたり、
下痢や発熱を伴っている場合、
事態は急を要します。
ただちに猫を病院へ連れていき
適切な治療を受けさせてください。
子猫や高齢猫が何度も吐くと脱水症の恐れも!
特に子猫や高齢猫が何度も吐くと
体内の水分やミネラルが失われて
脱水症状を起こしてしまうおそれがあり
危険です。
- 何度も吐いてぐったりしている
- 口の中が乾く
- 発熱する
- 皮膚をつまんでも戻るのに時間がかかる
これらの症状が見られたら
脱水症状を起こしている可能性が高いです。
すぐに病院へ連れていき、
脱水症状と嘔吐の原因となった
大元の病気の治療を受けさせましょう。
またフードを変えることで
猫が吐くのを予防することも可能です。
⇒猫が吐くのを予防するキャットフード!おすすめランキングTOP5!
愛猫にぴったりな一品を選んであげましょう。
まとめ
猫が何度も吐く場合は要注意!
- 異物を飲み込んでしまった
- 中毒症状に陥っている
- 腸閉塞になっている
などが原因かもしれません。
すぐに病院へ連れていき、
適切な治療を受けさせてください。
- 猫の吐く液体の色
- 猫が吐く液体の臭い
- 吐く以外の症状
これらをチェックして、
猫が吐く原因のしぼりこみ、
緊急度の把握をしましょう。
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