猫が吐く毛玉は時期によるもの?吐き過ぎると胃腸が傷つくってホント!?
一般的に「猫はよく吐く生き物」
というイメージがありますが、
苦しそうにしている愛猫を心配するのは
家族として当然のことです。
毛玉を吐く場合は、
体内に溜まった自分の毛を吐き戻している
行為なので病気の心配はないでしょう。
ですが、時期によるものの場合や、
個体差によっても変わってきますが、
体内に体毛が蓄積されていることは確かです。
そして必要なケアを施さないと
開腹手術などの大ごとにもなりかねないので
できるだけ猫が毛玉を吐かないように
してあげることが大切です。
そこで今回は猫が吐く毛玉について
解説していきたいと思います。
この記事に書いてること♪
猫が毛玉を吐く時期は春先と晩秋の換毛期!
猫は一年中毛玉を吐きますが、
その頻度が増えるのが
春先と晩秋の換毛期の時期です。
春先には夏の夏さに備えて
アンダーコート(下毛)が抜け、
晩秋には冬の寒さに備えて
オーバーコート(上毛)が抜け代わって
アンダーコートが増えます。
とにかく毛が抜けるので
飼い主さんにとっては
こまめな掃除が欠かせない時期ですよね。
そして猫自身も
グルーミングの際に大量の抜け毛を舐めとり、
そのまま飲み込んでしまうことで
胃や腸で毛玉を形成し
それを吐き戻してしまうのです。
1.猫が毛玉を吐きやすいかどうかは個体差もある
ただ、毛玉を吐きやすいかどうかは
猫の個体差によって変わります。
1週間に1回は吐く猫もいれば、
1年に1回しか吐かない猫もいます。
- きれい好き
- 高齢のため抜け毛が多い
- ストレスが多い
- ブラッシングをあまりされていない
などの場合は
毛玉を吐きやすい可能性があります。
2.長毛種の猫が吐きやすいとは限らない
長毛種の猫は毛量の多さから
「吐きやすい」イメージが
一般的にありますが、そうとも限りません。
口から吐き戻さなくても、
便と一緒に毛を排出していれば
問題ありません。
また1日1~2回のブラッシングを
施すことで飲み込む毛の量を
ぐっと減らすことができるので、
そのようなケアを受けている猫は
必然的に吐く回数も少なくなります。
猫が毛玉を吐くのを放置するとどうなる?
「猫が毛玉を吐くのは当たり前」
と、放置するのはおすすめできません。
適切なケアを施していないと、
- 猫の毛が胃腸を傷つける
- 毛球症になる
といったことで、
猫の健康を害してしまうことにも
なりかねません。
1.猫の毛が胃腸内を傷つけてピンク色の液体を吐く
猫の毛は消化されないので
飲み込まれて蓄積した毛は
どんどん溜まっていきます。
それが原因で
胃や腸の粘膜が炎症を起こし
傷ついて出血することがあります。
そのような場合は
猫はピンク色の液体を吐きます。
また繰り返し胃液を吐くと、
胃酸によって二次的に食道が傷ついて
食道炎になってしまうリスクも
あるでしょう。
2.毛球症になる可能性
消化器官の中で毛が塊状態になって、
口から吐き戻したり、
便と一緒に排出したりが困難になる状態を
毛球症といいます。
症状が軽い場合は毛球除去剤を服用させて
便と一緒に排出させますが、
毛球除去剤の効果がなく症状が重い場合は
開腹手術によって直接毛玉を除去します。
毛球症を予防するためのケアについては
こちらの記事をどうぞ。
放置した場合のリスクについても
解説してあるので是非読んでみてください。
このほか猫が吐く原因について詳しく
知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
愛猫の嘔吐の原因をぜひ突き止め、
適切な対処を施してあげましょう。
まとめ
猫が毛玉を吐く頻度が増えるのが、
春先と晩秋の換毛期です。
春先には夏の夏さに備えて
アンダーコート(下毛)が抜け、
晩秋には冬の寒さに備えて
オーバーコート(上毛)が抜け代わって
アンダーコートが増えます。
ただし吐きやすいかどうかは
猫の個体差によるところが大きく、
1週間に1回は吐く猫もいれば、
1年に1回しか吐かない猫もいます。
便と一緒に排出していれば、
吐く回数が少なくても問題ありません。
また1日1~2回のブラッシングを
してあげることで飲み込む毛の量を
ぐっと減らすことができます。
猫が毛玉を吐くのを放置すると
猫の胃腸内に毛がどんどん蓄積して
- 猫の毛が胃腸を傷つける
- 毛球症になる
といったことで、
猫の健康を害してしまうことにも
なりかねないので、
適切なケアを施してあげましょう。
また猫が吐いたときの対処法については
こちらの記事がおすすめです。
実際に効果があった対処法なので
是非トライしてみてくださいね。
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